「ハワイに家を持ちたい」
美しいビーチに青空、温暖で爽やかな気候。そして日本からもアクセスしやすく、日本語が通じる場所も多い──そんな暮らしを夢見て、実際にハワイで不動産を購入する日本人は年々増えています。
では実際のところ、ハワイの不動産はどれくらいの価格で買えるのか?
特に人気が高い「コンドミニアム(分譲マンション)」にフォーカスし、相場や選び方、注意点をわかりやすく解説していきます。

ハワイのコンドミニアム、価格相場の目安は?
2025年時点でのオアフ島(ホノルル)における代表的なコンドミニアムの価格相場は、以下の通りです:
- スタジオ(ワンルーム)タイプ:60万ドル前後(約9,000万円〜)
- 1ベッドルーム:65〜80万ドル(約1億円前後)
- 2ベッドルーム以上:100〜200万ドル(約1.5億〜3億円以上)
エリア・築年数・眺望・フロアの高さなどによって価格は大きく変動します。
特に「オーシャンビュー」「ダイヤモンドヘッドビュー」などの希少な景観を持つ物件は、価格が跳ね上がる傾向にあります。
価格だけで選ばない!重要なのは「権利の種類」
ハワイの不動産は、日本とは権利形態が大きく異なります。特に重要なのが次の2つ:
- Fee Simple(フィーシンプル):土地と建物の所有権を持つ(日本の所有権に近い)
- Leasehold(リースホールド):土地は借り物、期限付きで建物のみ所有
価格が安く見える物件の多くは「Leasehold」です。たとえば同じ広さ・ロケーションでも、Fee Simpleの物件が80万ドル、Leaseholdが50万ドルということもあります。
しかし、Leaseholdには借地料の支払いや、契約満了による返還リスクがあるため、基本的にはFee Simpleを選ぶのが安全です。

ハワイのコンドミニアムの主な種類と特徴
▼ 一般コンドミニアム
もっとも多くの日本人が購入しているタイプ。
居住用として使うほか、長期賃貸での運用も可能。
ただし、短期貸し(30日未満)はほぼ禁止されている点に注意。
▼ ホテルコンドミニアム(コンドホテル)
「使わないときはホテルとして貸し出す」ことができるタイプ。
オーナー利用と収益運用を両立できる人気物件ですが、価格・管理費はやや高め。
日本人が気をつけたい「管理費」とは?
ハワイのコンドミニアムは、管理費(Maintenance Fee)が高めに設定されています。相場は以下の通り:
- 月額 500〜1,500ドル(7万〜22万円前後)
この中には以下のものが含まれることが多いです:
- 水道・電気・ガスなどの公共料金(※物件による)
- プール・ジム・セキュリティなど共用施設の維持費
- 管理人・管理会社への報酬
つまり、「ただの共益費」ではなく、“暮らしの安心料”と考えると納得感があるかもしれません。内容に見合ったサービスが提供されているかを確認することがポイントです。
コンドミニアム選びの5つのチェックポイント
後悔しない物件選びのために、以下の項目を必ずチェックしましょう:
- 所有権の種類(Fee Simpleか?)
- 景観(オーシャンビュー・シティビューなど)
- 築年数と修繕状況
- 管理費の内訳とサービス内容
- 貸し出し可能かどうか(ホテルコンド or 規約)
これらをふまえ、予算と使い方に合った物件を選ぶことが成功のカギです。

ハワイで
「価格」より「価値」で選ぶ、ハワイ不動産
日本からの購入は不安も多いですが、信頼できる現地の不動産エージェントと組むことで、必要な情報や手続きのサポートを受けることができます。
「安いから」「景色がいいから」だけではなく、**“あなたのライフスタイルに本当に合っているか”**を軸に物件を選ぶことで、ハワイでの暮らしはもっと豊かになります。
▼ まとめ
- ハワイのコンドミニアムは60万ドル〜が目安
- 所有権はFee Simpleを基本に選ぼう
- 管理費の内容とサービスの質も重要な判断材料
- 使い方(別荘・投資・ホテルコンド)で選び方が変わる
- 購入前には「信頼できるエージェント」に相談を!