「ハワイに家を持つ」という夢を叶えたその先にあるのが、“維持と管理”という現実的な課題。
購入直後は満足感と喜びでいっぱいですが、日本に住みながら年に数回しか訪れないハワイの物件をどう管理するか?
実はここが、別荘所有の成否を分けるポイントなんです。

放っておいたらどうなる?──ハワイの自然環境は意外に厳しい
ハワイは温暖で過ごしやすいイメージがありますが、実は建物にとっては試練が多い土地でもあります。
- 高湿度によるカビや腐食
- 海風による金属部分のサビ
- シロアリによる家具・建物の劣化
- 突然の水漏れや電気トラブル
こうしたリスクに備えるには、定期的な点検とメンテナンスが欠かせません。空き家のまま数か月放置しておくと、思わぬ修繕費用が発生することもあるのです。
日本からの管理は可能?答えは「Yes、でもパートナーが必要」
「遠隔でも管理できるの?」とよく聞かれますが、答えはYES。ただし、信頼できる現地管理会社と組むことが大前提です。
たとえば、私が連携している「Hawaii Hale Realty, LLC」では以下のようなサービスを提供しています:
- 月1回の定期点検と写真付きレポート
- 郵便物の受取・転送
- 清掃・修理・害虫駆除の手配
- 管理費・固定資産税などの支払い代行
- 緊急時の駆けつけ対応(例:水漏れ・設備故障)
特に、緊急サポートがあることは、オーナーとして大きな安心材料になります。

管理費って高いの?
確かに、日本の感覚からすると、月々の管理費はやや高めに感じるかもしれません。物件やサービス内容にもよりますが、300〜800ドル/月程度がひとつの目安です。
しかしその中には、
- 物件の維持管理
- トラブル対応
- レポート作成
- 管理組合とのやりとり
といった、安心と手間の軽減が含まれています。
管理会社の選び方
以下の点をチェックするのがおすすめです:
- 日本語対応が可能か?
- 緊急対応体制があるか?
- 定期報告があるか?
- エリアに精通しているか?
- 不動産売買と一体でサポートできるか?
紹介や口コミも重要な判断材料になります。
最後に──「買った後」こそ、プロの力が必要
ハワイの別荘を手に入れることは、ゴールではなくスタートです。そこから快適に、安心して使い続けるためには、現地の管理体制をどう整えるかがカギを握ります。
「せっかく手に入れたのに、トラブル続きで手放した…」そんな話にならないために、購入時から「管理のこと」も視野に入れておくのがおすすめです。