Offer(オファー)は購入希望の意思表示であり、“契約の入り口”

ハワイで不動産購入を検討していると、必ず耳にするのが「オファー(Offer)」という言葉です。
日本の不動産用語とは少し意味合いが異なり、アメリカ(ハワイ)の「オファー」は、購入希望の正式な意思表示であり、契約プロセスの重要な第一歩を指します。


「オファー」とは何か?

オファーとは、買主が「この条件で購入したい」と売主に提示する正式な購入申込書のことです。
ここには単に「欲しいです」という希望だけでなく、価格・支払い条件・引渡し時期・手付金・契約条件など、取引の具体的な内容が明記されます。


日本との違い:オファー=ほぼ契約の入口

日本では「購入申込書」はあくまで“仮予約”のような感覚で、キャンセルも比較的容易です。
しかしハワイでは、オファーを出す=本気の交渉スタートであり、売主が受け入れた時点で契約成立となります。

そのため、オファーの段階から以下のような準備が求められます:

  • 購入予算の裏付け(ローン事前承認や資金証明)
  • 物件の詳細確認(状態・管理費・修繕歴など)
  • 条件交渉の戦略(値引き、家具付きかなど)

オファーに含まれる主な内容

  1. オファー価格(いくらで購入したいか)
  2. **手付金(Earnest Money)**の金額
  3. 支払い方法(現金かローンか)
  4. 引渡し希望日
  5. 条件付き条項(Contingency)
     例:インスペクション(建物調査)の結果によってはキャンセル可能、など
  6. 家具・備品の有無
  7. オファーの有効期限

カウンターオファーとは?

売主が提示されたオファーに対して「その条件では難しい」と思った場合、**カウンターオファー(Counter Offer)**を出すことがあります。
これは、「○○ドルならOK」「引渡しはこの日で」など、条件変更の提案です。買主がそのカウンターに同意すれば契約成立です。

オファー → カウンター → 再交渉 → 合意
というやり取りを経て、ようやく契約が確定します。


オファーを出す前の注意点

  • 予算は明確に。ローンなら事前審査を取得しておくこと
  • 内覧だけでなく、周辺環境や将来性も確認すること
  • 信頼できるエージェントと相談しながら進めること

オファーは契約の“入口”であると同時に、戦略的な判断が問われる重要ステップです。


まとめ:オファーは「買いたい」の意思を形にする正式提案

ハワイの不動産購入では、オファーがすべての始まり。
口頭で「欲しいです」ではなく、オファーを出して初めて、物件を押さえることができるのです。

その分、出すタイミング・条件・交渉の仕方には戦略が必要。
経験豊富なバイヤーズエージェントとともに、しっかり準備を整えてから臨みましょう。

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